平野神社(京都) : Hirano Jinja

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平野神社(ひらのじんじゃ)は、京都府京都市北区平野宮本町にある神社。式内社(名神大社)で、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。神紋は「桜」。

現在の祭神は次の4柱。一番北の第一殿から順に1殿1柱ずつ祀られている。
第一殿:今木皇大神 (いまきのすめおおかみ、今木神)
第二殿:久度大神 (くどのおおかみ、久度神)
第三殿:古開大神 (ふるあきのおおかみ、古開神)
第四殿:比売大神 (ひめのおおかみ、比売神/比咩神)

京都市北部、大内裏(平安宮)から北方の平野の地に鎮座する。鎮座伝承・祭神ともに多くの謎を残す神社であるが、近年の研究によれば元々は桓武天皇生母の高野新笠の祖神(桓武天皇外戚神)が平城京で祀られ、平安京遷都に伴いこれが大内裏近くに移し祀られたのが創建になると推測されている。古代には皇太子守護の性格を持ち、平安時代には例祭「平野祭」において皇太子自らにより奉幣が行われた。また、多くの臣籍降下氏族から氏神として崇敬された神社としても知られる。

現在の本殿は4殿2棟からなり、いずれも「平野造」とも称される独特の形式の造りで国の重要文化財に指定されている。そのほかの社殿のうち、拝殿・中門・南門・摂社縣神社は京都府から文化財指定・登録を受けている。境内は桜の名所として知られ、その様子は「平野の夜桜」とも称されている。

祭神のうち主神の今木神は、元々は高野新笠(桓武天皇生母)の祖神として大和国において祀られた神と見られ、延暦元年(782年)時点では平城京の田村後宮で祀られていたことが知られる。桓武天皇による平安京遷都に伴って、この今木神が大内裏近くに移し祀られたのが平野神社の創建になると考えられている。

平野神社の創建について、『一代要記』では延暦13年(794年)、『諸神記』では延暦4年(785年)、『江家次第』では延暦年中、『本朝月令』では延暦年中、『伊呂波字類抄』では延暦年中と記載する。公式の文献としては、貞観14年(872年)の太政官符では延暦年中の創建の記載が、次いで延暦20年(801年)の官符では平野祭の記載があり、やはり延暦頃の鎮座が確認される。いずれにしても、平安京遷都から遠くない時期に創建されたものと一般に考えられている。


Our address

Address:
京都府京都市北区平野宮本町1
GPS:
35.0326171, 135.7319847
Web:
http://www.hiranojinja.com/

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