
波上宮(なみのうえぐう)は沖縄県那覇市にある神社。那覇港を望む高台の上に位置し、「なんみんさん」として親しまれてきた。琉球八社の一つで、全国一の宮会より琉球国新一の宮に認定されている。
当宮創建の年代は不詳である。しかし『琉球宗教史の研究』では、琉球八社は真言宗寺院に併置され、その創建の由緒を見ると多くは社寺同時に創建されたものと考えられることから、当宮は察度王の御代、護国寺が開山した時期に創建されたのではないかと推測している。
主祭神からも分かるように熊野信仰の系列に連なっており、また琉球王国の総鎮守であると述べている。現在も沖縄総鎮守として信仰されている。
主祭神
伊弉冊尊 (いざなみのみこと)
速玉男尊 (はやたまをのみこと) 左神座
事解男尊 (ことさかをのみこと) 右神座
相殿神
竈神(火神)
産土大神
少彦名神 (薬祖神)