大鳥大社 : Ootori Taisha

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大鳥大社(おおとりたいしゃ、正式名:大鳥神社)は、大阪府堺市西区鳳北町にある神社。式内社(名神大社)、和泉五社の一つで和泉国一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
全国の大鳥神社、「大鳥信仰」の総本社とされる。

日本武尊は西征して熊襲を平定し、東征して東国を平定したが、伊吹山で病に倒れ、伊勢国能褒野で薨去する。遺体はその地に葬られたが、その陵墓から魂が白鳥となって飛んでいき、大和国琴引原で留まり、また飛び立って河内国古市に降りたが、最後に大鳥の地に舞い降りたので、社を建てて祀った。これが大鳥神社の始まりだとされる。神域は千種森(ちぐさのもり)と呼ばれ、白鳥が舞い降りた際、一夜にして樹木が生い茂ったと言われる。
延喜式神名帳記載の名神大社であり、とくに防災雨祈の祈願社として知られた。本殿は大鳥造といい、「切妻造・妻入社殿」という出雲大社造に次ぐ古形式を保っている。日本武尊を守護神として信仰していたが、「おとりさま」と称されて開運・商売繁盛の神と信仰され、11月酉の日には熊手の酉の市が開かれる。

大鳥連が祖神を祀ったのが始まりだと考えられている。弘仁14年7月4日(823年8月14日)に積川神社とともに朝廷の祈雨の奉幣を受ける(『日本後紀』)。承和9年10月9日(842年11月15日)に和泉国泉穴師神社・積川神社とともに神階昇授を受け、従五位下から従五位上になる(『続日本後紀』)。貞観元年(859年)1月27日には全国諸神とともに神階昇授を受け、従五位上勲八等から従四位下になり、同年9月8日に朝廷より風雨のため、畿内諸神とともに奉幣を受ける(『三代実録』)。貞観3年(861年)に紀伊国御船神とともに神階昇授を受け、従三位となる(『三代実録』)。延喜22年(922年)の「大鳥大神宮五社流記帳」では神階は正一位勲八等とあり、祭神が天照大神となっている。延長5年(927年)の『延喜式』神名帳では、和泉国唯一の名神大社となっている。

日本武尊を祭神とするため武家の崇敬厚く、平治元年(1159年)には熊野参詣に向かう途上の平清盛・平重盛らが立ち寄り、清盛は以下の句を詠んだ。
「かひこぞよかへりはてなば飛びかけり はぐくみたてよ大鳥の神」

明治38年(1905年)8月15日、落雷により社殿は焼失し、明治42年(1909年)12月に再建されたのが現社殿である。戦後は神社本庁に所属し、別表神社に指定されている。


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大阪府堺市西区鳳北町1-1-2
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34.5369849, 135.45924489999993
Web:
http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/sakai/alacarte/jinja.html#outoritaisha

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