
西寒多神社(ささむたじんじゃ)は、大分県大分市にある神社。式内社(大社)、豊後国一宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。
「大分郡志」によれば、神功皇后が三韓征伐からの帰途、西寒多山(現 本宮山)に臨幸し、その証として山頂に白旗を立てたという。当地の人々はこれを崇敬して籬垣を結んで拝んでいた。その後、応神天皇9年4月、武内宿禰が本宮山上に祠を建てたのが創祀であるという。
この伝承から、当社は本宮山を神体山として成立したと見られている。
主祭神(本殿)
西寒多大神 (ささむたのおおかみ)
天照皇大御神、月読尊、天忍穂耳命の総称としている。
相殿神
応神天皇
神功皇后
武内宿禰
明治4年(1871年)5月14日、近代社格制度において国幣中社に列格し、第二次大戦後は神社本庁の別表神社となった。